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ベル麻痺とラムゼイ・ハント症候群の違いとは?治療法も比較

・顔面神経麻痺とは?その種類と概要

・ベル麻痺の特徴と原因

・ラムゼイ・ハント症候群の特徴と原因

・鍼灸による補助的アプローチとその効果

・まとめ|違いを理解し、早期の対応を

更新日 2025年06月20日

顔面神経麻痺とは?その種類と概要

顔面神経の役割と麻痺が起こる仕組み

顔面神経麻痺の多くはウイルスで起こるものですが

手術後の後遺症や事故等による傷で起こることがあります。

また、顔面神経は顔を万遍なく支配していますが
ルートとしては

・脳の奥である脳幹というところからスタートし

・顔の側面にある側頭骨の中を通り

・耳の後ろの穴から

・顔面の細かい部位に神経の枝を出していきます

この細かい枝は下のように向かっていきます

枝の名前 支配する部分 日常動作例
側頭枝(こめかみ枝) まゆ・おでこ まゆを上げる・目を見開く
頬枝 目の周り・ほっぺ まばたき・笑顔
下顎縁枝(顎枝) 口まわり・あご 口を閉じる・口角を上げる
頸枝 首周辺の筋肉 顔を下に向ける動き
耳介後枝 耳の周囲 耳の細かな動き

特にこのルートの途中で交通事故が起こるようにウイルスが侵入し
顔面神経に損傷を与え神経の伝達が悪くなってしまいます

顔面神経麻痺の代表的な2つのタイプ

顔面神経麻痺で起こるタイプは主に2つあります

ベル麻痺

ラムゼイ・ハント症候群

の2つになります

これらの違いとしてはウイルスが違うことがほとんどです。

どちらとも共通しているのはウイルスであることですので
予防としては免疫機能の向上に関係があります

また、ウイルスへの治療は必ず医療機関へかかりつけることをお勧めします
どちらのウイルスによって起こった顔面神経麻痺(顔がうごしにくくなった)という症状は
鍼灸治療の対象になるのでご相談ください

顔面神経麻痺の代表的な2つのタイプ

ある日、急に顔が動かなくなってしまい、強い不安を感じる方が多くいらっしゃいます。
実際にご来院された方からも、「昨日まで普通に話せていたのに、何の前触れもなかった」という声をよく聞きます。

でも実は、顔面神経麻痺の多くは“体の中に潜んでいたウイルス”が原因だとされています。
そのウイルスは、疲労・ストレス・睡眠不足・寒さなどで身体の免疫力が下がったとき、
「今だ」とばかりに動き出し、神経に炎症を起こすことで症状が現れます。

これは、誰にでも起こりうる自然な反応です。
疲労の感じ方や限界は人それぞれなので、「あの人は大丈夫だったから自分も平気なはず」とは比べないようにしましょう。
大切なのは、ご自身の“疲れサイン”に気づくことです。

 

そして、症状が出たときは早めに対処することが何よりも重要です。
早期に正しい治療を行えば、回復も早く、後遺症のリスクも下げられます。
また、しっかりとケアをすることで再発を防ぐ体づくりにもつながります。

ベル麻痺の特徴と原因

  • どんな症状が現れる?

ベル麻痺は主に片側に起こり
麻痺側の影響で麻痺の無い方の表情筋が引っ張られることがあります。

麻痺側で起こる症状としては

・瞬きのしにくさ

・額の皺寄せのしにくさ

・感覚麻痺

・耳の違和感

・味覚などの影響

他にも色々なパターンがあります。
ただこれらは重症度によって変わってきます

  • 主な原因は単純ヘルペスウイルス
  •  

 ウイルスというと怖い印象があるが
ヘルペスウイルスはとても怖いウイルスではない

子供の頃に誰もがかかっているウイルスであり、それが潜伏しているだけである

神経に潜伏してるだけで免疫力が落ちなければ悪さをすることはありません。

よく「人にうつるの?」「感染症なの?」という不安もあると思いますが

基本的に 「通常の接触では感染しませんし、麻痺そのものはうつるものではありません

 

  • 自然に治る可能性とその割合

顔面神経麻痺と診断されると、
「このまま治るのか」「ずっと顔が動かないままだったら…」と不安になる方も多いと思います。

実際、ベル麻痺は比較的回復しやすいタイプとされており、
治療を受けながら経過を見ていくことで、約70〜90%の方が自然に回復すると言われています。

ただし、症状の出方や、発症から治療までの時間によっては後遺症が残るケースもゼロではありません
そのため、「様子を見ようかな…」と放置せずに、できるだけ早く対応することが大切です。

回復の力は本来、私たちの身体に備わっています。
その力を信じながら、必要なサポートを受けることが回復への近道になります。

発症初期に注意すべきサイン

「なんとなく口がもらしやすい」「目が閉じづらい気がする」
そんな違和感から始まることが多く、
気づいたら片側の顔が思うように動かないという状態になっていることもあります。

中には
「目をつむったときに白目が見える」
「口元だけじゃなく、耳の奥がズキズキする」といったサインが出る方もいます。
また、食べ物や飲み物が口の端からこぼれるほうれい線が消えるなども典型的なサインの1つです。

特に注意していただきたいのは、
耳の痛みや水ぶくれ

・めまいなどが一緒に出るケースです。
 

この場合、ラムゼイ・ハント症候群の可能性があるため、
迷わずすぐに病院で診てもらうことが大切です。

どんな症状であれ、「あれ、いつもと違う」と感じたら、
自己判断せず、専門家に相談することが回復の第一歩になります。

ラムゼイ・ハント症候群の特徴と原因

帯状疱疹ウイルスが神経に再発する病気です

ラムゼイ・ハント症候群は、「水ぼうそう」の原因にもなる帯状疱疹ウイルス(VZV)が、
再び活性化して顔面神経に炎症を起こすことで発症する病気です。

実はこのウイルス、子どもの頃にかかった水ぼうそうが治ったあとも、神経の中にずっと潜伏していると言われています。

ストレス・疲労・免疫の低下などをきっかけに、このウイルスが目を覚まし、
耳の近くの顔面神経に影響を与えることで、顔の動きが悪くなる・感覚が変わるなどの症状が出てきます。

顔面麻痺だけじゃない、耳や聴覚の症状もセットで現れます

ベル麻痺との違いで特徴的なのは、顔面麻痺以外の症状が一緒に出ることです。
例えば、

  • 耳の奥がズキズキと痛む

  • 耳の中や周囲に小さな水ぶくれができる

  • 音が聞こえづらい・音が響いて不快

  • めまいやふらつきが起こる

といった症状が見られる場合、ラムゼイ・ハント症候群の可能性が高まります

「顔だけじゃなく、耳の周りにも違和感がある」「音に敏感になっている」など、

複数の症状があるときは、なるべく早く耳鼻科や神経内科を受診することが大切です。

重症化・後遺症のリスクがあるため早期の判断が大切です

ラムゼイ・ハント症候群は、ベル麻痺に比べて回復に時間がかかることが多く
治療開始が遅れると、表情の左右差や顔のこわばり、聴力障害などが残ってしまうリスクがあります。

特に難聴は耳の中にある細胞が死んでしまっている証拠なので
回復は難しい場合が多いです。
また、これに伴う耳鳴りなども含めて回復するのに長い時間かかってしまう症状
が一緒に起こることもあります

だからこそ、「ただの顔面麻痺だろう」と自己判断せず、
「耳の症状がある」「複数のサインがある」ときは、
早めに専門医に診てもらうことが非常に重要です。

症状が重くても、早期に適切な治療を行えば、回復できる可能性は十分にあります。

焦らず、でも放置せず、必要なケアを一緒に進めていきましょう。

鍼灸による補助的アプローチとその効果

何度もお伝えしますがまずはこの症状かな?と思ったら
まず一番にしていただきたいのは、医療機関の受診です。

顔面神経麻痺はウイルスによるものが多く、
48時間以内にステロイドや抗ウイルス薬を始めると、回復率が高まると言われています。
自己判断せず、必ず耳鼻科や神経内科で診断を受けるようにしましょう。

そのうえで、
・もっと早く回復したい

・薬だけでは不安

・後遺症を残したくないと感じた方にこそ
鍼灸は補助的な選択肢として非常に相性がよい施術です。

神経の回復を促すためのやさしい刺激

鍼灸では、顔面神経やそのまわりに過度な緊張やむくみが起きている部位をやさしく整えることを目的に施術を行います。
顔面の表情筋だけでなく、神経の出口や通り道となる耳の後ろ・首・側頭部などの血流を改善し、
炎症や圧迫で働きにくくなっていた神経の再生をサポートしていきます。

後遺症の「こわばり」「ひきつれ」にも鍼灸がサポートできます

顔面神経麻痺の症状が落ち着いてきたあと、
「左右のバランスが戻らない」「笑うと顔が引きつる」「違和感が残る」といった
後遺症に悩む方も少なくありません

こうした後遺症は、神経が回復してきたあとに筋肉の硬さや動きの癖が残ることで起こることが多く、
自然に消えるケースもありますが、長引くとストレスや表情のぎこちなさにつながることもあります。

当院では、そういった後遺症のケアとして、
鍼灸で硬くなった筋肉をゆるめたり、必要な部位にやさしく刺激を加えることで、

表情の自然さ・左右のバランス・筋肉の柔らかさを取り戻すサポートを行っています。

また、この回復している段階では
筋肉の硬さをしっかり取っていいのか、神経の回復を最優先するのかの判断が
とても難しくなっていきます。
この判断をしっかりするためには的確な問診や顔の動きをしっかり確認させていただいてから
治療にあたらせていただきます。

まとめ|違いを理解し、早期の対応へ

顔が突然動かなくなったとき、誰でも不安になります。
しかも、ベル麻痺やラムゼイ・ハント症候群のように、見た目の症状が似ていても原因や治療法が違うという点も、混乱を招きやすい部分です。

大切なのは、「これはどっちなんだろう…」とひとりで悩み続けるのではなく、
できるだけ早く専門の医療機関に相談することです。
特に発症から48時間以内に適切な治療を始めることで、回復の可能性が大きく変わってきます。

そのうえで、「もっと良くなりたい」「再発を防ぎたい」「後遺症を残したくない」

そんな気持ちが芽生えたときには、鍼灸という選択肢も思い出してみてください。

鍼灸は、西洋医学を否定するのではなく、支えるものです。
薬や病院の治療と併用しながら、あなたの自然な回復力を最大限引き出すサポートができます。

「少しでも不安がある」「誰に相談すればいいかわからない」
そんなときは、おひとりで抱えずに、まずは私たちにご相談ください。

違いを知り、正しい対応を選ぶこと。
それが、後悔のない回復への第一歩になります。

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