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・ぎっくり背中とは
・ぎっくり背中の原因・メカニズム
・ぎっくり背中を治していくには
・ぎっくり背中とぎっくり腰の違い
・ぎっくり背中に似ている症状
更新日 2025年02月08日
「ぎっくり背中」とは、突然背中に鋭い痛みが走り、動けなくなるような状態を指します。
「ぎっくり」という言葉は、「突然起こる」「急激な」という意味で使われ、まさに何気ない動作(振り向く、物を持つなど)をきっかけに起こる症状です。
肩甲骨周辺や背中の上部・中部で発生することが多く、深呼吸や体を動かそうとすると痛みが増します。
日常的な動作の中で発生するため、誰にでも起こりうる症状です。
ぎっくり背中は、主に背中の筋肉や神経が過剰に刺激されることで発生します。
具体的には以下のようなメカニズムがあります。
筋肉の過緊張と疲労
長時間の同じ姿勢(デスクワーク、スマホ操作など)や姿勢の悪さが筋肉を硬直させ、背中の筋肉(僧帽筋、広背筋、脊柱起立筋など)に負担をかけます。
特に、これらの筋肉が収縮や伸展を繰り返すと、微小な損傷が起き、炎症が発生します。
突然の負荷
急に振り向いたり、重い物を持ち上げるといった動作で筋肉が過剰に収縮し、背中に強い負担がかかります。
これが筋膜や筋繊維の損傷を引き起こし、痛みを伴います。
神経の影響
背中の痛みには、胸椎から出る神経(脊髄神経後枝)が関係し
これらの神経が過剰に刺激されることで、痛みが増幅されることがあります。
血行不良
冷えや運動不足により、背中の筋肉が硬くなり血流が悪化。
これにより筋肉が酸素不足となり、硬直や痛みが起こりやすくなります
鍼灸はぎっくり背中の症状改善に効果的です。背中の痛みだけでなく、関連する筋肉や神経にもアプローチすることで、根本的な改善を目指します。
局所的なアプローチ
関連する筋肉へのアプローチ
神経へのアプローチ
ぎっくり背中とぎっくり腰は、痛みの発生部位が異なるだけでなく、原因となる筋肉や神経、治療法にも違いがあります。
ぎっくり背中は、肩甲骨や胸椎周辺の筋肉(僧帽筋、広背筋など)や神経が急激に刺激されることで発生します。
姿勢の悪さや動作中の筋肉の収縮過多が原因となり、胸椎から出る神経(脊髄神経後枝や肋間神経)が関係してきます。
治療では、筋肉の緊張を緩めるだけでなく、肩甲骨の動きを改善することが重要です。
一方、ぎっくり腰は、腰椎や仙骨周辺の筋肉(腰方形筋、大殿筋など)に負荷が集中し、腰部の筋膜や筋繊維に微小損傷が生じることで発生します。
腰部の神経(坐骨神経など)が影響を受けることが多く、治療では腰椎周囲の安定性を高めるアプローチが必要です。
項目 | ぎっくり背中 | ぎっくり腰 |
---|---|---|
発生部位 | 背中の上部から中部、肩甲骨周辺 | 腰(腰椎周辺) |
原因 | 筋肉の過緊張や姿勢不良、突然の動作 | 重い物を持ち上げる、急な体勢変化 |
症状 | 背中に鋭い痛み、深呼吸や振り向きで悪化 | 腰の鋭い痛み、前屈や起き上がりで悪化 |
治療法 | 安静、鍼灸、姿勢改善、関連筋肉の緩和 | 安静、アイシング、体幹強化、腰周辺の安定 |
神経の関与 | 胸椎から出る脊髄神経後枝や肋間神経 | 腰椎から出る神経(坐骨神経など) |
肋間神経痛
背部筋膜炎
症状 | 特徴 | 原因 | 痛みの部位 |
---|---|---|---|
ぎっくり背中 | 突然の鋭い痛み、動作で悪化 | 筋肉の緊張や微小な損傷 | 背中の上部〜中部 |
肋間神経痛 | 肋骨に沿った鋭い痛み、くしゃみや深呼吸で悪化 | 神経の圧迫、ウイルス感染 | 肋骨周辺 |
背部筋膜炎 | 広範囲に鈍い痛み、疲労で悪化 | 筋膜や筋肉の慢性的な炎症 | 背中全体 |
施術の流れ
対応可能なエリア
施術内容の詳細
専門分野と取り組み
筋肉や神経の痛み、内臓疲労(胃、腸、肺など)、睡眠障害、脳疲労へのアプローチを得意とし、特に出張型施術では清潔感と衛生管理を徹底。鍼灸治療では、鍼の長さや太さをお客様の状態に応じて調整し、リラックスしながら安心して施術を受けていただける環境を整えています。
また、指圧をベースとしたマッサージのほか、スポーツマッサージやトリガーポイントを狙った施術も可能です。お客様の体調やお好みに応じて柔軟に対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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