股関節痛

・股関節痛とは

・股関節痛の原因・メカニズム

・股関節痛を治していくには

・股関節痛に似ている症状

更新日 2025年02月08日

股関節痛とは

体の危険信号!

股関節痛は、股関節そのものや周囲の筋肉、靭帯、神経に問題が生じた結果として感じる痛みです。
この痛みは、動作時や特定の姿勢を取った際に悪化することが多く、「ズキズキ」「刺すような痛み」「鈍い痛み」「ひきつれる感じ」など、さまざまな感覚で現れます。

たとえば、椅子から立ち上がる時に股関節がズキッと痛む場合、腸腰筋や大腿直筋の炎症や緊張が原因となっていることが考えられます。
一方で、歩いているときに鼠径部に痛みが走る場合は、関節唇の損傷や坐骨神経の影響が疑われます。

股関節痛の原因・メカニズム

原因は多数!

1. 筋肉や腱の異常

股関節周囲の筋肉や腱が炎症を起こすと、特定の動作で痛みが引き起こされます。

痛みの出方と原因となる筋肉

  • 足を外側に開くと痛い場合
    中臀筋や小臀筋の炎症・損傷が原因。これらの筋肉は股関節の外転(足を外側に広げる動き)を担い、疲労や繰り返しの負担で炎症を起こしやすいです。

  • 足を前に上げる(屈曲)と痛い場合
    腸腰筋や大腿直筋の過緊張が原因。特にデスクワークなどで座りっぱなしの姿勢が続くと、腸腰筋が短縮し、炎症や痛みを引き起こします。

  • 足を後ろに引く(伸展)と痛い場合
    大臀筋の損傷や緊張が疑われます。立ち上がりや坂道を登る際に痛みを感じやすいです。

 

2. 関節の構造的な問題

股関節は球状関節で、骨盤の「寛骨臼」と大腿骨の「骨頭」が噛み合うことで動きを可能にしています。この部分に異常があると、痛みが発生します。

症例と原因

  • 変形性股関節症
    関節軟骨がすり減ることで、骨同士が直接ぶつかり痛みを引き起こします。進行すると立つことさえ困難になる場合もあります。

  • 関節唇損傷
    股関節の安定性を保つ「関節唇」が損傷すると、鼠径部に鋭い痛みを感じます。これは特にスポーツ選手や股関節を酷使する人に多い症状です。

 

3. 神経系の影響

股関節周辺には複雑な神経ネットワークが走行しており、これが圧迫されたり過敏になったりすると痛みを感じます。

痛みの例と関係する神経

  • 臀部から太ももの裏に痛みが走る場合
    坐骨神経の圧迫。長時間座った後に立ち上がるときに、ピリピリとした痛みが発生します。

  • 鼠径部や太ももの前側が痛む場合
    大腿神経の刺激。腰椎から派生する大腿神経が圧迫されると、前側の痛みやしびれを伴います。

股関節痛を治していくには

軽症か重症かの見極めが大切

股関節痛の治療では、西洋医学東洋医学のアプローチを融合することで、より効果的な改善が期待できます。
それぞれの方法が持つ強みを活かし、股関節痛の原因に多角的にアプローチすることが重要です。

 

西洋医学のアプローチ

 

西洋医学では、解剖学・生理学に基づき、痛みの発生源を特定し、直接的な治療を施します。

  1. 解剖学的に明確な痛みの原因へのアプローチ

    • 筋肉や腱の炎症
      ・腸腰筋、大臀筋、内転筋群などの緊張や炎症が原因の場合は、特定の部位を狙った施術を行います。
      ・股関節周辺の緊張を解消することで可動域を広げます。

    • 神経の圧迫
      ・坐骨神経、大腿神経が圧迫されている場合、筋膜のリリースや血流改善を促
      進することで、神経の圧迫を和らげます。

  2. 鍼のポイント(トリガーポイント療法)
    トリガーポイント(痛みの原因となる筋膜の硬結部位)に直接鍼を刺入し、局所の筋緊張を解放。これにより、
    ・血流が改善し、
    ・発痛物質(炎症性物質)の除去が促されます。

 

東洋医学のアプローチ

 

東洋医学では、体全体のバランスを整えることで、痛みの根本的な原因を解消し、体の治癒力を高めます。

  1. 気血(きけつ)の流れを整える

    • 股関節周辺の「経絡」(けいらく)を刺激することで、気血の滞りを改善します。滞りがなくなると、痛みが軽減し、体全体の調和がとれます。
  2. 使用する経穴(ツボ)

    • 環跳(かんちょう)
      股関節の外側に位置するツボ。大臀筋や中臀筋の緊張を和らげ、股関節の可動域を広げる。
    • 曲泉(きょくせん)
      膝の内側にあるツボ。股関節の柔軟性を高め、内転筋群の緊張を軽減します。
    • 太衝(たいしょう)
      足の甲にあるツボ。肝経の代表的なツボで、気滞を改善し、痛みを和らげる効果が期待できます。

       

2. 運動療法

痛みを軽減しながら、股関節の安定性を高める運動を取り入れます。

推奨される運動

  • クラムシェルエクササイズ
    側臥位で膝を90度に曲げ、足を合わせたまま膝を開閉する運動。中臀筋の強化に効果的。

  • ストレッチ
    腸腰筋のストレッチは特に重要。片膝立ちの姿勢で、後ろ足の股関節を伸ばすことで柔軟性を高めます。

 

股関節痛に似ている症状

ポイントは筋力の変化!

股関節が痛いとき、似たような痛みが出る病気がいくつかあります。
例えば、坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)は、おしりから足の裏にかけてビリビリ痛むことがあります。
腰のヘルニアでは、腰や足のつけ根、太ももまで痛みが広がることがあります。
鼠径(そけい)ヘルニアは足のつけ根がズキズキ痛んだり、お腹に力を入れるともっと痛くなることがあります。
恥骨結合炎(ちこつけつごうえん)は、おへその下のほうがズキズキ痛くなりやすく、特に赤ちゃんを産んだあとになりやすい病気です。
また、筋膜性疼痛症候群(きんまくせいとうつうしょうぐん)では、筋肉をおおう膜がかたくなって、広い範囲に痛みが出ることがあります。
痛みがある場所や原因はそれぞれ違うので、先生に見てもらうことが大事です。

股関節痛に似ている症状

股関節痛に似ている症状

症状 特徴 関係する筋肉・神経
坐骨神経痛 太ももの裏からふくらはぎにかけて痛みが走る 坐骨神経、大臀筋、小臀筋
腰椎椎間板ヘルニア 腰痛とともに股関節や太ももに痛みが放散する 大腿神経、坐骨神経、腰椎周囲筋群
鼠径ヘルニア 鼠径部に鈍い痛み、特に腹圧をかけたときに症状が強まる 腸腰筋、大腿神経、内転筋群
恥骨結合炎 恥骨周辺がズキズキ痛む 腹直筋、内転筋群
筋膜性疼痛症候群 筋膜の緊張が原因で痛みが広範囲に広がる 中臀筋、腸腰筋、内転筋

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