花粉症

・花粉症とは

・花粉症の原因・メカニズム

・花粉症を落ち着かせるには

・花粉症が落ち着く過程

更新日 2025年1月日

花粉症とは

体の危険信号!
花粉症とは?

花粉症とは、スギ・ヒノキ・ブタクサ・イネ科などの植物の花粉が原因で起こるアレルギー疾患です。
くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状が現れ、春や秋の季節の変わり目に悪化しやすい特徴があります。

日本ではスギ花粉症が最も多く、2月~4月にピークを迎えますが、秋にもブタクサやヨモギの花粉症が増えます。
花粉が体内に入ることで免疫が過剰反応し、アレルギー反応を引き起こすのが主な原因です

花粉症の原因・メカニズム

原因は多数!

主な原因

  1. 花粉の飛散量の増加
    • スギ・ヒノキ・ブタクサなどの花粉が大量に飛ぶことで症状が悪化。
  2. 免疫機能の過剰反応
    • 体が花粉を異物と認識し、過剰にアレルギー反応を起こす。
  3. 腸内環境の悪化
    • 腸には免疫細胞の約70%が集まるため、腸内環境が乱れるとアレルギーが悪化しやすい。
  4. 自律神経の乱れ
    • ストレスや睡眠不足により免疫バランスが崩れ、症状が悪化。
  5. バリア機能の低下
    • 目や鼻の粘膜が乾燥すると、花粉の影響を受けやすくなる。

花粉症は免疫系・神経・粘膜・腸内環境の複雑な関係によって起こります。

① 花粉が体内に入る

  • 鼻や目の粘膜に花粉が付着すると、免疫細胞(マスト細胞)が異物と判断し、ヒスタミンを放出。
  • ヒスタミンが神経を刺激し、くしゃみ・鼻水・目のかゆみが発生する。

② 免疫の過剰反応

  • 花粉が体内に侵入すると、**IgE抗体(アレルギー抗体)**が産生される。
  • IgE抗体が肥満細胞(マスト細胞)に結合し、炎症性物質(ヒスタミン・ロイコトリエン)を放出
  • これにより鼻づまり・くしゃみ・目の充血が起こる

③ 自律神経の影響

  • 交感神経が過剰に働くと、鼻粘膜が収縮し、鼻づまりが悪化する。
  • 副交感神経が強く働くと、鼻水が過剰に分泌される

④ 腸内環境の関与

  • 腸には免疫細胞の70%が存在し、腸内細菌のバランスが乱れるとアレルギーが悪化しやすい。
  • 善玉菌(乳酸菌・ビフィズス菌)が不足すると、免疫が過剰に反応しやすくなる。

免疫が人によって違う理由

免疫は花粉症だけではない!

免疫の強さには、遺伝・環境・生活習慣・腸内環境・ストレスなど複数の要因が関与しています。

1. 遺伝的要因

 

  • 免疫の働きに関わるHLA(ヒト白血球抗原)は個人差が大きく、アレルギーを起こしやすい遺伝型が存在する。
  • 両親が花粉症の人は、子供が花粉症になる確率が**約50%**高まる。

 

2. 環境要因

 

  • 幼少期に清潔すぎる環境で育つと、免疫の発達が未熟になり、アレルギー体質になりやすい(衛生仮説)。
  • 都会育ちの人はアレルギーが多く、田舎育ちの人はアレルギーが少ない傾向がある。

 

3. 腸内環境と免疫

 

  • 腸には**免疫細胞の約70%**が存在し、腸内細菌のバランスが免疫力を決定する。
  • 乳酸菌やビフィズス菌が多い人はアレルギー反応が起こりにくい。

 

4. ストレスと自律神経

 

  • 交感神経が優位になると、免疫が低下し、アレルギー症状が悪化。
  • ストレスが多いと、免疫系が過剰に働き、アレルギー反応が強くなる。

花粉症を落ち着かせるには

軽症か重症かの見極めが大切

1. 環境対策

  • 花粉が多い日は外出を控え、マスク・メガネでガード。
  • 室内では空気清浄機を使用し、花粉を除去。
  • 洗濯物や布団は室内干しにする。

 

2. 食事と腸内環境の改善

  • 発酵食品(ヨーグルト・納豆・味噌)を摂取し、腸内環境を整える。
  • オメガ3脂肪酸(青魚・亜麻仁油)を摂り、炎症を抑える。
  • 乳酸菌・ビフィズス菌を含むサプリを活用する。

 

3. 鍼灸治療

鍼灸は、免疫バランスの調整・鼻詰まりの解消・自律神経の安定化に有効。

治療する経穴(ツボ)

  • 迎香(げいこう):鼻の通りを改善。
  • 合谷(ごうこく):免疫のバランスを整え、炎症を抑える。
  • 足三里(あしさんり):腸内環境を整え、免疫機能を正常化。
  • 風池(ふうち):花粉の影響を和らげ、目のかゆみを軽減。

 

治療のメカニズム

  • 鍼刺激によりヒスタミンの放出を抑え、炎症を軽減。
  • 自律神経を整え、鼻詰まり・くしゃみを緩和。
  • 血流を促進し、粘膜のバリア機能を強化。

花粉症が落ち着く過程

ポイントは筋力の変化!

花粉症が落ち着く過程(鍼灸の一例)

1. 初期(発症~1カ月)

  • 症状:くしゃみ・鼻水がひどく、目がかゆい。
  • 治療:迎香・合谷・足三里に鍼、温灸で粘膜の血流改善。
  • 経過:1回目の治療後、鼻の通りが少し良くなる。
  • ポイント:週1~2回の施術を継続。

 

2. 回復期(1~3カ月)

  • 症状:鼻水が減り、目のかゆみが軽くなる。
  • 治療:風池・三陰交を追加し、アレルギー体質の改善。
  • 経過:5回目の施術後、症状が大幅に軽減。
  • ポイント:腸内環境を整える食事を継続。

 

3. 安定期(3カ月~6カ月)

  • 症状:花粉の時期でも、症状がほぼ気にならない。
  • 治療:月1回のメンテナンス治療で予防。
  • 経過:体質が改善し、アレルギー反応が起こりにくくなる。
  • ポイント:花粉シーズン前の予防鍼灸を実施。

花粉症かな?と思った時の行動

どれも似ている

1. 自分の症状をチェック

  • 「透明な鼻水」「くしゃみ」「目のかゆみ」が続くか確認。
  • 発熱がないかチェック(発熱がある場合は風邪の可能性)。

 

2. 環境を整える

  • 外出時はマスクとメガネを着用。
  • 帰宅後は衣服についた花粉を払う。
  • 部屋の掃除をこまめに行い、空気清浄機を使用する。

 

3. 生活習慣を見直す

  • 発酵食品(ヨーグルト・納豆)を摂取し、腸内環境を整える。
  • 睡眠をしっかりとり、自律神経を安定させる。
  • 水分をこまめに摂取し、粘膜を保湿する。

 

4. 鍼灸・整体で体質改善

  • 合谷(ごうこく)・足三里(あしさんり)で免疫バランスを整える。
  • 迎香(げいこう)を刺激し、鼻の通りを改善。
  • 自律神経を調整し、アレルギー反応を和らげる。

 

5. 医療機関を受診

  • 抗ヒスタミン薬や点鼻薬を処方してもらう。
  • 重症の場合は舌下免疫療法を検討する。

花粉症に似ている症状

どれも似ている

1風邪(急性鼻炎)

主な症状:鼻水、くしゃみ、喉の痛み、発熱
原因:ウイルス感染
花粉症との違い

  • 風邪は数日~1週間で改善するが、花粉症は長期間続く。
  • 風邪の鼻水は黄色く粘り気があるが、花粉症はサラサラした透明の鼻水。
  • 風邪は発熱や倦怠感を伴うことが多いが、花粉症は発熱しない。

 

2. アレルギー性鼻炎(通年性)

主な症状:鼻水、くしゃみ、鼻づまり
原因:ハウスダスト、ダニ、ペットの毛など
花粉症との違い

  • 花粉症は季節性だが、アレルギー性鼻炎は一年中症状が出る。
  • 花粉症は外出時に悪化しやすいが、アレルギー性鼻炎は室内で悪化することが多い。
  • どちらも抗ヒスタミン薬が有効だが、環境を整えることで症状の緩和が可能。

 

3. 副鼻腔炎(蓄膿症)

主な症状:鼻づまり、黄色い鼻水、頭痛、頬の痛み
原因:細菌やウイルス感染、慢性的な炎症
花粉症との違い

  • 花粉症の鼻水は透明だが、副鼻腔炎では黄色く粘り気がある。
  • 副鼻腔炎では鼻の奥に膿が溜まり、頬や額に鈍痛が出る。
  • 副鼻腔炎は抗生物質が効果的だが、花粉症は抗ヒスタミン薬が有効。

 

4. 風邪薬や薬の副作用

主な症状:鼻水、くしゃみ、のどの乾燥、倦怠感
原因:風邪薬や抗アレルギー薬の副作用
花粉症との違い

  • 花粉症は一定期間続くが、薬の副作用は薬を中止すれば改善する。
  • 鼻水の量が薬の服用後に増える場合は、薬の影響を疑う。

 

5. COVID-19(新型コロナウイルス感染症)

主な症状:発熱、倦怠感、咳、味覚・嗅覚障害
花粉症との違い

  • COVID-19は発熱や倦怠感を伴うことが多いが、花粉症は発熱しない。
  • 花粉症では嗅覚障害は起こりにくいが、COVID-19では嗅覚・味覚障害が特徴
花粉症と似ている症状の比較

花粉症と似ている症状の比較

疾患 主な症状 原因 特徴 治療法
花粉症 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ 花粉(スギ・ヒノキ・ブタクサなど) 季節限定で症状が出る 抗ヒスタミン薬、マスク・メガネ、腸内環境の改善
風邪(急性鼻炎) 鼻水、くしゃみ、喉の痛み、発熱 ウイルス感染 数日〜1週間で回復、発熱を伴う 風邪薬、安静、ビタミン摂取
アレルギー性鼻炎 くしゃみ、鼻水、鼻づまり ハウスダスト、ダニ、ペットの毛 一年中症状が続くことがある 抗アレルギー薬、環境整備(掃除・換気)
副鼻腔炎(蓄膿症) 鼻づまり、黄色い鼻水、頭痛、頬の痛み 細菌・ウイルス感染 粘り気のある黄色い鼻水、頬の痛み 抗生物質、鼻洗浄、手術(重症時)
薬の副作用 鼻水、くしゃみ、のどの乾燥、倦怠感 風邪薬・抗アレルギー薬 薬の服用後に症状が発生・悪化 薬の変更または中止
COVID-19(新型コロナ) 発熱、倦怠感、咳、味覚・嗅覚障害 ウイルス感染 発熱・倦怠感を伴い、味覚障害が出ることがある PCR検査、隔離、対症療法

出張整体・出張鍼灸について

 

  1. 出張整体・出張鍼灸施術のメリット
    • 自宅でリラックスしながら受けられる
    • 子育て中や忙しい方でも便利
    • 通院が難しい高齢者や障害のある方への対応
    • 仕事が忙しく、普段昼間に受けることができない方へ
    • 出張などでホテルで本悪的な施術を受けたい方
  2. 施術の流れ

    • ホテルやご自宅へ→到着後すぐに準備→ 施術 → アフターケアの提案
    • 移動には30分ほどいただいています
    • 出張整体・鍼灸での服装はTシャツと半ズボンが理想です
    • 鍼灸用のTシャツをお渡ししますのでご連絡ください
  3. 対応可能なエリア

    • 地域名を具体的に記載(例:東京23区、神奈川の特定地域)
    • 出張費用の有無や条件
  4. 施術内容の詳細

    • 整体、鍼灸をメインとした施術になります
    • 他にもストレッチやリハビリ程度の運動も提案可能です

3. 自己紹介と院の特徴

    • 専門分野と取り組み
      筋肉や神経の痛み、内臓疲労(胃、腸、肺など)、睡眠障害、脳疲労へのアプローチを得意とし、特に出張型施術では清潔感と衛生管理を徹底。鍼灸治療では、鍼の長さや太さをお客様の状態に応じて調整し、リラックスしながら安心して施術を受けていただける環境を整えています。

      また、指圧をベースとしたマッサージのほか、スポーツマッサージやトリガーポイントを狙った施術も可能です。お客様の体調やお好みに応じて柔軟に対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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      長年の疲れや痛みをそのままにしておくと、日常生活や仕事のパフォーマンスに影響が出ることも少なくありません。早めのケアが、健やかな体と充実した毎日を支えます。都心部の富裕層のお客様に向けたオーダーメイドの施術を提供しておりますので、ぜひ一度お試しください

      • 忙しくて治療院に通う時間がない方
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