手の痺れ

・手の痺れとは

・手の痺れの原因・メカニズム

・手の痺れを治していくには

・手の痺れの治り方とよくある例

更新日 2025年02月08日

手の痺れとは

治りやすいものと時間がかかるものがある

手の痺れは、ピリピリするチクチクする感覚が鈍くなる動かしにくいまたは完全に感覚がなくなるなど、手の感覚が異常になる状態です。

この症状は一時的な場合もあれば、慢性的で日常生活に支障をきたすこともあります。

痺れの感覚は人それぞれ異なります。
例えば、軽いピリピリ感から針で刺されるような感覚、手に何かが触れてもわからない感覚の鈍さなど、非常に多様です。
一時的なものとしては、正座をした後に足が痺れる経験に似ていますが、これは血流が一時的に流れが良くなり血管の周りの神経を刺激して痛みにつながるメカニズムになります。

手の痺れの原因・メカニズム

原因は多数!

主な原因

  1. 血流障害
    手を長時間同じ位置に置く(例えば寝ているときに頭の下に腕を敷く)と、血流が滞り酸素不足が神経に影響を与えます。

  2. 神経圧迫
    頸椎や手首の神経が圧迫されることで、痺れが生じます。例えば、手根管症候群では手首を通る正中神経が圧迫されて痺れが起きます。

  3. 筋肉の過緊張
    肩や腕の筋肉が硬直することで、神経や血管を圧迫します。特に、小胸筋斜角筋の緊張が腕や手の神経に影響を与えます。

  4. 神経損傷
    手や腕に怪我をすると、局所的な神経がダメージを受け、感覚の異常が引き起こされます。

  5. 循環器や代謝性疾患
    糖尿病性ニューロパチーでは、高血糖による神経の慢性的な損傷が原因です。

 

痺れが起きるメカニズム

  1. 血管性の痺れ
    例えば、正座をして足が痺れるのは、膝の裏の血管が圧迫され血流が一時的に止まり、筋肉や神経に酸素が供給されなくなるためです。
    その後に急激に血流が再開すると、神経が一時的に刺激を受け、ピリピリ感やチクチク感を引き起こします。

  2. 神経性の痺れ
    手根管症候群では、手首の骨と靭帯で構成される手根管内で正中神経が圧迫されるため、手の親指から薬指半分にかけて痺れが生じます。また、頸椎ヘルニアが原因の場合、脊髄から手に伸びる神経根が圧迫されるため、腕全体に痺れや痛みが広がります。

  3. 筋肉由来の痺れ
    肩甲骨周辺の菱形筋僧帽筋が過剰に緊張すると、その下を通る神経や血管が圧迫され、腕や手の痺れを引き起こします。特に、デスクワークや長時間のスマートフォン操作が原因になることが多いです。

手の痺れを治していくには

軽症か重症かの見極めが大切

1. 姿勢の改善

  • 長時間の同じ姿勢を避け、定期的に首や肩を動かします。
  • パソコンやスマートフォンを使う際は、腕や手首をリラックスさせる高さに調整します。

2. ストレッチと運動

  • 肩甲骨回し: 肩甲骨周りの筋肉をほぐす。
  • 手首ストレッチ: 手の筋肉と靭帯を柔らかくし、手根管内の圧力を軽減。
  • 斜角筋ストレッチ: 首の筋肉をほぐして神経への圧迫を減少させます。

3. 鍼灸治療

鍼灸は、痺れの原因となる筋肉や神経の緊張を緩和するのに効果的です。

  • 治療する筋肉

    • 小胸筋: 緊張を解消することで、腕に流れる神経や血管への圧迫を減少。
    • 斜角筋: 神経叢が通過する部位の緊張を緩めることで腕への痺れを軽減。
    • 前腕筋群: 局所的な緊張を解消し、血流を改善。
  • 治療する神経

    • 正中神経: 手根管症候群に対処。
    • 尺骨神経: 肘部管症候群の症状を緩和。
    • 橈骨神経: 上腕や前腕の痺れに対応。
  • 血流への効果
    鍼灸治療により局所の血流が促進され、酸素や栄養の供給が改善されることで、神経の回復が早まります。

4. メンタルケア

  • ストレスが筋肉の緊張や交感神経の過活動を引き起こすため、リラクゼーションや適切な休息が重要です。

手の痺れに似ている症状

ポイントは筋力の変化!
  1. 頸椎ヘルニア
    頸椎の椎間板が神経根を圧迫し、首から肩、腕、手にかけての痺れや痛みを引き起こします。

  2. 糖尿病性ニューロパチー
    高血糖による末梢神経の損傷が手や足の痺れを誘発します。

  3. 肘部管症候群
    肘部で尺骨神経が圧迫され、小指や薬指の痺れが特徴です。

  4. 脳梗塞
    脳血流の障害により、片側の手や腕に感覚異常が生じることがあります。

手の痺れと似た症状の比較

手の痺れと似た症状の比較

症状 主な特徴 原因 治療法
手の痺れ ピリピリ感、感覚鈍化 血流障害、神経圧迫 ストレッチ、鍼灸治療
頸椎ヘルニア 首から腕にかけての痺れ 椎間板の神経圧迫 リハビリ、薬物療法
糖尿病性ニューロパチー 慢性的な痺れと痛み 高血糖による神経損傷 血糖管理、薬物療法
肘部管症候群 小指と薬指の痺れ 尺骨神経の圧迫 手術、リハビリ

手の痺れの治り方とよくある例

治るにくい痺れもある

1. 鍼灸による治療

原理と効果

鍼灸は、筋肉の緊張を緩め、神経や血管への圧迫を解消することで痺れを改善します。また、自律神経を整えることで体全体の回復力を高めます。

よくある例

  • 例1: デスクワークによる手根管症候群の痺れ
    手首の使いすぎで正中神経が圧迫される場合、鍼灸では以下の部位を刺激します:

    • 内関(手首内側):正中神経の流れを改善し、血流を促進。
    • 合谷(親指と人差し指の間):全身の気血循環を改善し、痛みを和らげる。
  • 例2: 肩こりが原因の手の痺れ
    肩や首の筋肉の過緊張が原因で神経が圧迫される場合、以下の経穴を使います:

    • 肩井(肩の中央):僧帽筋の緊張を緩和。
    • 天柱(首の後ろ):後頭部の血流を促進し、神経への圧迫を減少。

治療期間

  • 軽度な場合: 1~2回で効果を実感。
  • 慢性の場合: 4~6回の施術で改善が期待されます。

 

2. 病院での治療

診断と処置

病院では、画像診断(MRIやエコー)を使って原因を特定し、以下の治療を行います。

よくある例

  • 例1: 頸椎ヘルニアが原因の場合
    椎間板が神経根を圧迫している場合、次の治療が行われます:

    • 物理療法: 頸椎牽引や温熱療法で筋肉をリラックスさせ、神経の圧迫を軽減。
    • 薬物療法: 炎症を抑えるための消炎鎮痛薬や筋弛緩剤を処方。
  • 例2: 糖尿病性ニューロパチー
    高血糖による末梢神経の障害が原因の場合:

    • 血糖管理: 血糖値を安定させるためにインスリンや薬物治療を導入。
    • ビタミン療法: ビタミンB12を補給して神経再生をサポート。

治療期間

  • 軽度: 1~2週間の治療で改善が見られることが多い。
  • 慢性: 数カ月以上の継続治療が必要。

 

3. 手術による治療

手術が必要なケース

神経や血管への圧迫が重度で、保存療法では効果が見られない場合、手術が選択されます。

よくある例

  • 例1: 手根管症候群の手術(手根管開放術)
    手根管内の靭帯を切開し、正中神経への圧迫を解放します。術後は数週間で手の感覚が回復することが多いです。

  • 例2: 頸椎ヘルニアの手術(椎間板摘出術)
    ヘルニアを除去することで、神経への圧迫を解消します。手術後はリハビリを併用して回復を促進します。

  • 例3: 肘部管症候群の手術
    尺骨神経が肘部管で圧迫されている場合、神経の移動や管の拡張を行い、圧迫を取り除きます。

手術の回復期間

  • 軽度の手術(手根管症候群): 1~2週間で日常生活に復帰可能。
  • 頸椎ヘルニア: 1~3カ月の回復期間が必要。

 

出張整体・出張鍼灸について

 

  1. 出張整体・出張鍼灸施術のメリット
    • 自宅でリラックスしながら受けられる
    • 子育て中や忙しい方でも便利
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    • 仕事が忙しく、普段昼間に受けることができない方へ
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  2. 施術の流れ

    • ホテルやご自宅へ→到着後すぐに準備→ 施術 → アフターケアの提案
    • 移動には30分ほどいただいています
    • 出張整体・鍼灸での服装はTシャツと半ズボンが理想です
    • 鍼灸用のTシャツをお渡ししますのでご連絡ください
  3. 対応可能なエリア

    • 港区六本木を中心とし中央区、渋谷区、新宿区メインで伺っています
    • 他の地域にも対応していますのでご連絡ください
  4. 施術内容の詳細

    • 整体、鍼灸をメインとした施術になります
    • 他にもストレッチやリハビリ程度の運動も提案可能です

3. 自己紹介と院の特徴

    • 専門分野と取り組み
      筋肉や神経の痛み、内臓疲労(胃、腸、肺など)、睡眠障害、脳疲労へのアプローチを得意とし、特に出張型施術では清潔感と衛生管理を徹底。鍼灸治療では、鍼の長さや太さをお客様の状態に応じて調整し、リラックスしながら安心して施術を受けていただける環境を整えています。

      また、指圧をベースとしたマッサージのほか、スポーツマッサージやトリガーポイントを狙った施術も可能です。お客様の体調やお好みに応じて柔軟に対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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